特定非営利活動法人
八丈島あそびと文化のNPO あびの実

▼第16回子どもまつり 島を知ろう!ぶらりabinomi
 「大里ウォークラリー」
 
 

2011年4月29日(日)9時〜  歴史民俗資料館&大里

ゴールデンウィークの初日は、ウォークラリーにはぴったりの
五月晴れ、朝9時過ぎから参加者が集合場所の
歴史民俗資料館に集まりはじめました。
赤ちゃんを連れた若いご夫婦や、家族連れが目立ちます。



受付で班分けが行われ、これからは班ごとに行動します。
出発前にウォークラリーの説明がありました。


PART1の「八丈島歴史民俗資料館編」から始めます。
答えを探して資料館の中をあっちに行ったり、こっちに来たり、
「ほんとにこんなのあるの〜?」




みんなが集まっているところにはきっと答えのヒントが!



「あ〜、これだこれだ!」
「問題と同じになるように写真を撮らなくっちゃ!」




PART2は「馬路編」です。
この道は木陰が多く、風が涼しくて気持ちいい〜。
この街路灯、ちょっとレトロで雰囲気がいいですね。



地図を見ながら道を歩くと、なんだかウォークラリーらしい
気分になってきました。



問題のお地蔵さんをさがしてキョロキョロ。





馬路から玉石垣の道に入ってきました。



やっぱり玉石垣は八丈を代表する風景ですね。
そこに人がいるだけで絵になりますね。



この道をゆっくり歩く機会もめったにないので
今回は楽しんで歩きました。



そしてPART3は「ふるさと村編」です。



「高倉は何のための建物?」
「子ども部屋かな?」「入って確かめてみよう!」
子どもたちは興味津々です。



お昼まで少し時間があったので優婆夷宝明神社に行き、
説明を聞きました。



大里会館でお昼ご飯です。
みんな各自のお弁当とあびの実の豚汁で「いただきま〜す!」
豚汁を何杯もおかわりする人もいました。「おいしかった!」



食事が終わると、答え合わせです。
写真を撮る問題もちゃんと正確に撮れているか
班長さんのデジカメで確認します。

5班の中で2つの班が全問正解、他の3つの班も
一問間違えただけの好成績でした。



「島を知ろう!」は今回を入れて5回行います。
5回全部参加してスタンプを5コ集めた人は
豪華景品が?もらえるかもです。
次回「島を知ろう!ぶらりabinomi三根」もお楽しみに!


▼ 第73回公演「だいっきらい。」
 出演 アートインAsibina
 5月22日(日)1時30分〜三根小体育館

久々の舞台劇の公演で、スタッフも気合い十分。
看板とポスター、そして今ちょうど実を付けている
「あびの実」がお客様をお迎えします。



木イチゴのことを八丈島では「あび」と呼んでいます。
赤く熟れた「あびの実」。ほんのり甘いんですよ。




そろそろ開演かな、と待ち構えていると、
出演者のお兄さん、お姉さんが登場、
好きなもの嫌いなもののアンケートが始まりました。



嫌いなものの中に、「野菜の苗の根や茎をたべる虫!」
という答えがありました。それぞれに、自分の「だいっきらい」や
「大好き」を考える時間になりました。



色々な国の言葉で「だいっきらい」と書いてある幕の中から
出演者が顔をのぞかせました。いよいよ劇のはじまりです。



お父さんと幼稚園の入園式に向かうヒデアキ
しゃがんで歩く姿がかわいらしく、小さい子どもたちは
自分の友達が登場したかのようにやんやのかっさい!
(でも実はこの歩き方、やってみたら結構たいへんで
ゆっくり歩くのが精一杯でした)



幼稚園の砂場で遊ぶヒデアキとケンジのやりとりが
会場を笑わせていました。
彼等が砂場で作っていたのは「植物公園」に
「ふれあい牧場」「底土海岸」。
事前にスタッフから八丈島の情報を仕入れていたんですね。



小学校にあがった4人。
クラスの話し合いをメチャクチャにするのはいつもヒデアキとケンジ。



「ピンポンしよう!」観客も加わってピンポンの始まりです。
玉は「ことば」。動物がいくつも出てきましたね。



野球も楽しくやったけど、



なぜか、いつも最後は「だいっきらい。」



手相を見ると未来の自分が分かるかな?



サッカー選手を夢見るヒデアキ、
何でも「い〜よ〜」のキエは、なかなか自分の夢がみつかりません。

幼なじみが、互いに異性だと気づくときの驚き、ときめき
なんだかとても懐かしく・・・。



恥ずかしがり屋だったケンジの夢はミュージシャン。
いたいた、私の幼なじみにもミュージシャンになりたがっていた子が。



ヒロコの夢は「宇宙飛行士」だって!

みんなおっきな夢を持ってたあの頃。
でもかなわなかった夢も・・・。なんだか涙が出そう、ヤバイ。



幼稚園の恩師の訃報を聞き、30代になった4人は再会。
「幼稚園の砂場って、こんなに小さかった?」



恩師にあこがれて保育士になったヒロコの心が揺らいでいます。
でもそんなヒロコを支えるのも幼なじみ。



少しキュンとなった心に最後の歌と踊りが心地よく響きます。
歌を聴きながら劇の余韻に浸っていました。
4人の熱演に会場からおしみなく拍手が送られました。



(感想文より)
「だいっきらい」の意味が色々あることを楽しく教えてくれました(60代女性)
最後の「だいっきらい」は「大好き」に聞こえました(中学生女子)


▼ぶらりabinomi末吉「史跡を巡ろう」
 8月25日(木) 六夜様の日

午後3時に名古の展望に集合しました。
説明を聞き自己紹介して、さあ出発です。



眼下に洞輪沢港や潮間海岸が広がっています。
サーフィンやボディボードを楽しんでいる人が
豆粒のように見えました。



奥の方にある展望台から小さく見えた灯台に
車に乗って向かいます。



いつ見てもりんとそびえている純白の八丈島灯台。
廻りの木が伸びて景色が見えないのが残念です。



灯台から足を伸ばして石積に降りてきました。
25000年前の姶良火山灰の地層や、足下の岩の中で
きらきら光っている宝石を見たりしました。



タナバの墓、尾越の水汲み場と見学し、
5時半に末吉公民館で解散しました。

その後、末吉小学校の校庭で行われている「六夜様」に
自由参加、焼きそばや島酒の無料接待や
生バンドのフォークダンスで楽しみました。


▼74回公演「おしゃべりなパントマイム」
  出演 カンジヤマ・マイム

 
10月22日(土) 三根小学校体育館


10月の例会は、鑑賞する前にまず恒例のシール投票です。
どれにしようかな、迷っちゃいますね。



今回はめずらしく夜の公演。
いろいろイベントが重なっていましたが、大勢の「今の子ども」と
「昔の子ども」が観に来てくれました。



今年から委員長になった菊池洋子さんがあいさつ。



いよいよ始まりです。
向かって左がカンジヤマ「Aくん」こと藤倉健雄さん。
右がカンジヤマ「Bくん」こと菅原宏二さん。

おしゃべりなパントマイムというごとく、二人で「漫才風マイム」。



マイム「コマーシャル」の一幕
「ドンナテッポウデモ コノボウダンチョッキヲ キテイレバ ダイジョウブ」
外国人が、銃社会になった日本で宣伝するは無敵の防弾チョッキ。
さてその結末は…ちょっとブラックな笑いでした。



マイム「早撃ちピエロ」
「カチャ」っとお金を入れると「ドキュン」と人間を撃っちゃう
ピエロの人形。子どもたちに大受けでした。

でも、ロボットに人間がバカにされちゃう時代がほんとうに来たら
恐いよね。



Bくん奮闘「ひとりサッカー」



体験コーナーもありました。
なんだかわかる? みんな銅像になっています。



ラストのマイム「バイオリン弾きと息子」
ちょっと切ない大人のためのマイム。ホロリとさせられました。



お礼のプレゼントを渡したら、なんと、お返しに「風船」を
もらっちゃいました。プレゼンターの女の子たち、うれしそう。



例会の翌日、島内を巡ったカンジヤマのお二人。



「Bくん」は24時間太鼓にも参加。
初めてとは思えないバチさばきでした。


▼第75回公演 クリスマスコンサート
 〜自然と音楽の使者たち〜

12月11日(日)八高視聴覚ホール

出演 tomoca、太宰百合、小原玲

今年のクリスマスコンサートはRMAJさんのご協力で実現しました。
音楽と映像のコラボといういつもと違ったクリスマスコンサートです。





休憩時間の茶菓の用意もクリスマスらしく…



少女のように可愛く華奢な体のtomocaさんの
スケールの大きいオーボエの演奏にびっくり。



ピアノを自由自在にあやつる太宰百合さんとも息がぴったり。



二人だけの演奏とは思えない厚みのある音空間、
イメージの広がりに圧倒されました。



ここで写真家の小原玲さんが登場。
小原さんの撮った美しい自然の写真を見ながら
Yuri−Tomoの演奏を聴くという、ぜいたくな時間になりました。



報道写真家として活躍していた小原玲さんが、
「悲惨な状況をさがして撮る仕事がいやになった」という
お話が印象的でした。



そして出逢ったのがカナダの東海岸、セントローレンス湾の
アザラシの赤ちゃん。



流氷の上で生まれる赤ちゃんにとって氷はゆりかごのようなもの。
それが温暖化のため融けているそうです。



小原さんは、いま地球で起きている様々な異変を写真で
見せてくれました。



「干上がるアフリカの大地」



「白化する珊瑚」
八丈で問題になっている磯焼けの写真もありました



「果てしない人間の欲望」



小原さんはこれ以上自然が失われないために
「身近な自然を見つめ直す」こと、
「自然が何を望んでいるかを考える」ことを
アドバイスしてくれました。



「八丈には常緑樹の森がある」「昔の人が見ていた景色がある」
「八丈で育った子ども、森を知っている子どもはすばらしい」と、
八丈にエールを送ってくれました。

あびの実にとっても、いつもと違う忘れられない
クリスマスコンサートになりました。



▼島を知ろう 第4弾
 ぶらりabinomi 樫立&中之郷

3月4日(日)樫立児童公園集合

何日も雨が続いた八丈島。
その日も、朝から小雨模様で予定通りできるか心配でしたが
みんな大きなリュックを背に集合しました。



曇り空の下、元気に樫立児童公園を出発です。



まず、服部屋敷の中に入り、りっぱな蘇鉄を見ました。



人家の横を通り、少し登ったところにある
「中将院の石室」を見学。説明を聞きます。



さあ、ここは今日の一番の難所。
八幡山・稲荷神社の急な石段を登ります。



下りは裏側の八幡神社の苔むした玉石の参道を降りてきました。



ここはコースを二つに分け、八幡神社に登る組とは別に
ベビーカーや赤ちゃんづれの参加者は、黄八丈を三世代で
織っている「伊勢崎嘉代美」さんのお宅で、機織りを
見学させてもらいました。



そして、また歩き始めます。
玉栗橋を渡り、たまくり農道へと入っていきます。



車もほとんど通らない道で、ベビーカーも安心です。
梅の花もまだ少し咲き残っていて、いい香りです。



中之郷に入り、最後は少しエネルギーが切れたところに
登りが続き、たいへんでしたが、なんとか「えこ・あぐりまーと」に
到着しました。



まず、スタンプラリーのスタンプを押してもらいます。
今回は樫立・中之郷とスタンプが2個でした。
全回参加して、スタンプ5個がそろった人もたくさんいました。



スタンプの多い人から順にご褒美をもらいました。
いろいろあって、どれにしようか迷ってしまいましたね。



えこ・あぐりまーとさんからも、子どもたちにプレゼントがありました。
色とりどりのパンジーの苗です。
これも、どの色にしようか、なかなか決められない!



たくさん歩いたから、みんなお腹がペコペコです。
さあ、お楽しみのお弁当タイム。
お母さんのお弁当はやっぱり一番おいしいね。



午後からは自由参加で、
えこ・あぐりまーと近くの「沢の小路」を散策するコース、
藍ヶ江の足湯へ行くコースに別れて行動しました。



これで、今年度の「島を知ろう ぶらりabinomi」は
五つの地域を廻り、修了しました。

来年度は「島を知ろう 体験編」を予定しています。
こちらも、お楽しみに!

八丈島あそびと文化のNPOあびの実
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